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2020年5月9日土曜日

【仮説】『日入国常闇碑伝』と『君待秋ラは透きとおる』の関係性について

今回は『日入国常闇碑伝』(講談社ノベルス)『君待秋ラは透きとおる』(角川書店)の関係性について検証します。




「作品同士で全然繋がりが無いんじゃないの?」と思われるかもしれませんが、それに関しては過去のブログ「遠海市の秘密」(2020年3月14日更新分)をご覧ください。

以下ネタバレがありますので、作品読了後にご確認ください。




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【仮説】『日入国常闇碑伝』では、『君待秋ラは透きとおる』に出てくる匿技と思われる技を使ってる人物が二人います。



なぜ匿技だと感じたのは、『日入国常闇碑伝』p98に

・どのように自らがそれを実現させているか、他者に伝授することはできないのだった。
・才ある者にのみ可能な技であると了解されていた。


とあるためです。
『君待秋ラは透きとおる』でも匿技は一代限りで、他者に受け継ぐことができないと書かれています。



さて、それらの人物です。

①守峰刀冶朗
能力:「身に溢れる闇光を得物に伝わらせることができる」
使用している刀の性質にもよるであろう、とも書かれていますが、刀冶朗自身の能力であることは間違いないと考えられます。

この能力を応用し、目的のために長蟲を体内に宿らせつつ、自我もコントロールしていたとも考えられそうです。


②峰木光介
能力:「異常な回復能力」 不見血という別つ名もある。

もともと光介には闇光の才能があり、刀冶朗もそれを見抜いていました。

「英雄蠅」で、戦いで死亡した刀冶朗と長蟲の闇光を光介が受け継ぎ、闇光の才が開花し、異常な回復能力を得られたと考えられます。



以上、匿技についての関係について検証しました。
次回は、これを踏まえてさらに考えてみます。
ご覧いただきありがとうございました。



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