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【検証】『日入国常闇碑伝』常闇の正確な発生期間

詠坂雄二『日入国常闇碑伝』(講談社ノベルス) ー常闇の正確な発生期間ー 詠坂雄二『日入国常闇碑伝』の「常闇」の正確な発生期間が曖昧にしか書かれていないので、作品内から検討をつけました。 以後ネタバレがありますので作品読了後にご確認ください。 こちらのブログも...

2019年5月1日水曜日

短編「誠」について

(ネタバレあり)短編「誠」について

単行本未収録ですが、重要な短編です。
以下ネタバレありますので作品読了後にご確認下さい。





【内容】
 ・「小説宝石」誌上で4ページの短編。
 ・語り手は佐藤誠。
 ・佐藤誠が、今までで一番多かった死体の処理方法、捨てる場所、心構え、殺害動機等に関することなどを語っている。

 ・振る舞いが奔放な猫の飼い主、待たずに散髪してもらうため床屋政談の長い老人、路上駐車をした相手(おそらく「佐藤誠最後の事件」)を殺したことについても記載がある。

【作中の年月】
 2008年(平成20年)12月以降。
 “こんなことになって、色々な人が尋ねてくれます。”という記述から、2008年12月の自首以降ということになる。尋ねに来たのは警察、報道陣、佐藤誠の弁護人、家族(親兄弟がいるかは不明。もしかしたら・・・)、水谷育、詠坂雄二、あたりか。もしかしたら電氣人閒も尋ねてきたかもしれない。


【データ】
初出:小説宝石2011年9月号掲載。
   単行本未収録。



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