注目の投稿

【検証】『日入国常闇碑伝』常闇の正確な発生期間

詠坂雄二『日入国常闇碑伝』(講談社ノベルス) ー常闇の正確な発生期間ー 詠坂雄二『日入国常闇碑伝』の「常闇」の正確な発生期間が曖昧にしか書かれていないので、作品内から検討をつけました。 以後ネタバレがありますので作品読了後にご確認ください。 こちらのブログも...

2020年1月17日金曜日

「本作の登場人物はすべて」の時系列

詠坂雄二『ナウ・ローディング』内の短編「本作の登場人物はすべて」の時系列をしらべました。


この短編は手がかりになるのが少なく、おおよそのものになります。

以下ネタバレがありますので、作品読了後にご確認ください。





手がかりにしたのは作品内に書かれている、

・来週行われる衆院選 (2012年12月16日(日))
・感想は有明(ビッグサイト)で聞く (コミックマーケット83のことで、開催日程は2012年12月29日(土)から12月31日(月)まで)
です。※詠坂作品は現実世界の出来事とリンクしています。

このふたつから作品内の出来事の年月日を推測しました。


【2006年後半~2008年】
 ・永遠恒久、パレス遠海で働き出す。

【2008年頃?】
 ・芹川巡、永遠恒久のアシスタントになる。

【2009年】
 ・永遠恒久、漫画家を引退する。

【2012年12月】
2日(日)~8(土)
 ・睦月七日、『リヨナの冒険』を発見し、プレイする。

9日(日)~15日(土)
 ・睦月七日、冬コミ原稿入稿完了…①
 ・①の翌日午前4時、芹川巡、睦月七日からの電話を受け、『リヨナの冒険』をプレイ。
 ・午前7時すぎ、『リヨナの冒険』エンディングを迎える。…②


 ・②の二日後、『リヨナの冒険』の攻略情報はネットにあがっていなかった。
 ・②の三日後、『ばらくうだ』編集部の忘年会。芹川と柵馬朋康が永遠恒久のこと、『リヨナの冒険』について話す。
 ・③忘年会から帰宅後、芹川は『リヨナの冒険』をプレイする。
 ・③その後睦月七日に電話をする。
 ・③電話の後、最後のシーン他を見つける。


※『ばらくうだ』編集部の忘年会が、衆院選の前なのか後なのかは作品内に記載がなく、わかりませんでした。

・永遠恒久に関しては、改めて検証します。

コメントなどあれば宜しくおねがいします。
ご覧いただきありがとうございました。

0 件のコメント:

コメントを投稿