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【検証】『日入国常闇碑伝』常闇の正確な発生期間

詠坂雄二『日入国常闇碑伝』(講談社ノベルス) ー常闇の正確な発生期間ー 詠坂雄二『日入国常闇碑伝』の「常闇」の正確な発生期間が曖昧にしか書かれていないので、作品内から検討をつけました。 以後ネタバレがありますので作品読了後にご確認ください。 こちらのブログも...

2020年1月23日木曜日

「ビデオゲームにおけるRTAという用語をご存知だろうか」#1

詠坂雄二『ナウ・ローディング』の短編「悟りの書をめくっても」の検証第1回目です。


今回はドラクエⅢのRTAについて書かれています。

「ジャーロ」掲載時は、序盤万年青がRTAをしている場面で、呪文などの用語解説がありましたが、書籍化の際に用語解説部分はすべてカットされています。詳しくは判りませんが、用語解説もおそらく詠坂氏のものだと思われます。


ネタバレがありますので作品読了後にご確認ください。







・【雑誌のみ】…文庫では削除。文庫のどのページに書かれていたかも記載しています。
・【文庫のみ】…文庫書き下ろしです。
・【文庫→雑誌】…雑誌ではこうだった。
というように書いていき、必要なところは解説も加えます。


「悟りの書をめくっても」#2

【文庫→雑誌】・『ネピアが尽きたなら』第10回『RTAという遊ばれ方』(p66)→『ネピアが尽きたなら』第12回『RTAという遊ばれ方』
※回数が違います。この詳細は、以前のブログ(2020年1月1日分)を参照ください。

【文庫→雑誌】・タイムアタックという言葉自体が和製英語らしいので日本人なのだろうか、いずれにしても命名者は早解きという言葉の軽い響きを避けたかったのだろう。(p64)→RTAという言葉を誰が日本で最初に使ったかは判らないけれど、命名者は早解きという響きの親しみやすさを避けるためにそう呼び出したのかもしれない

【文庫→雑誌】・マホトーンが入れられないままローテ三周目イオナズン後の打撃前だった。同じ条件の二周目はアストロンで飛ばしたけれど、結果はメダパニ後の止まり。(p66)→マホトーンさえ入れられないままローテ三周目の炎前だった。二周目はアストロンで飛ばしたのだけれど、結果はイオナズン前での止まり

【文庫→雑誌】・同じ条件なら今度は攻めると決めていたので、アストロンは使わず魔封じ眠らせ魔封じ眠らせ。(p67)→もしまた炎前で止まれば攻めると決めていたので、魔封じ眠らせ魔封じ眠らせ。

【文庫→雑誌】・祈り届かずカバ起きるマヌーサ入りの打撃前なので、回復交えた眠らせの一手。なのに先行打撃が魔戦に刺さった。マヌーサ全然仕事してくれない。(p67)→でも起きる打撃前。攻めるしかない。先行打撃が魔戦に。マヌーサ全然仕事しない。

【文庫→雑誌】・勇者混乱でアストロンはなし。これはもう……いや、戦士は眠らせで、賢者は勇者叩き、魔戦は防御。イオナズンで止ま……らずバシルーラ。(p68)→戦士は眠らせ、賢者は勇者叩き、魔戦は防御。イオナズンで止まっていいよ!でもバシルーラ

【文庫→雑誌】・魔戦が酒場へ飛んだ。そして煽るように眠るカバ。(P68)→魔戦が酒場へ飛んだ。

【文庫→雑誌】・アレフガルドの道行きがのどかだったからだ。(p68)→後半の道行きがのどかだったからだ。

【文庫→雑誌】・「本当にそう。やっと寝たとしても魔封じが入らないし、起きたら起きたで二回動くし、マヌーサは働いてくれないし」(p69)→「だね。昨夜は爆睡チャートだった。やっと寝てもマホトーン入らないし、起きたら起きたでずっと二回動くし、マヌーサはニートだし



私は、バラモスを力技で倒していたので、アストロンもマヌーサもラリホーも使った記憶がなかったので、興味深い内容でした。しかも3時間程度でクリア出来るなんて想像もしませんでした。

少し脱線しましたが、コメントなどありましたらお気軽にお願いします。

#2へ続きます。
次回もお付き合いいただければ幸いです。
ご覧いただきありがとうございました。

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