詠坂雄二『ナウ・ローディング』内の短編「悟りの書をめくっても」の検証第6回目です。
万年青のインタビュー後の経過日数が違っていたりします。
これは…アカイライがエロ漫画誌を必ず買うと万年青は考えていたんでしょうか。
それとも柵馬の記事がその筋では有名だったり、コラムのタイトルも表紙に載ると柵馬に教えてもらってたり、ノワあたりが雑誌にRTAの記事が載っていると教えているかもしれませんね。
さて、ネタバレもありますので作品読了後にご確認ください。
・【雑誌のみ】…文庫では削除。文庫のどこに書かれていたかも記載しています。
・【文庫のみ】…文庫書き下ろしです。
・【文庫→雑誌】…雑誌ではこうだった。
というように書いていき、必要なところは解説も加えます。
「悟りの書をめくっても」#6
【文庫→雑誌】・インタビューから一ヶ月が経った。(p121)→インタビューから二週間が経った。
※インタビューから二週間でアカイライが雑誌を読むのか、というところだと思います。そもそもインタビューから二週間で雑誌が並ぶのか、というとことです。
【文庫→雑誌】・ずっと昔からチャートを改良してきた人たちの存在が感じられるからだと。(p121-122)→十年以上前から走り続け、チャートを改良してきた人たちの存在が重く感じられるからだということ。
【文庫→雑誌】・先輩たちの発想に泣きそうになるんです。(p122)→先輩たちの発想に少し泣きそうになるんです。
【文庫→雑誌】・最初に誰がそのやり方を始めたかは忘れられてしまっても、(p122)→最初に誰がそのやり方を始めたかは語られなくても、
【文庫のみ】・記事が掲載された雑誌はもう書店に並んでいるはずだった。(p123)
【文庫のみ】・つまりアカイライさんに伝わるんじゃないかと。それに雑誌なら、見ただけで足跡を残してしまう配信と違い、こっそり読むこともできるでしょう」(P124)
【文庫→雑誌】・ツイッターもYou Tubeもなく、テキストサイトが全盛だったころさ。(p126)→ブロクもツイッターもYou Tubeもなく、2ちゃんねるが最先端だったころさ。
【文庫→雑誌】・構築したチャートの発表も、フォーラムへの投稿か、うんと気張って同人誌で行うのさ」(p126)→それもテキストでの発表だ。画像さえないのが普通さ」
【文庫→雑誌】・「面白いと思うからこそ引き際も判るのさ」「そんな……」(p129)→「面白いと思うからこそ引き際も判るのさ。これからRTAはどんな風に変わっていくだろう。万年青さんはどう思う?」「どんな風にって……」
【文庫のみ】・人が操作していることを証明するため、記録に影響がない範囲で特定の行動をするように指示したり、(p130)
【文庫のみ】・だから言い逃れできないようにロトの称号を画面に映したんだし、(p132)
【文庫→雑誌】・数少ない古参、RTAの生き証人と認められていたアカイライさんの功績はどうなるのか。(p132)→名誉はどうなるのか。少なからず古参として、RTA界で認められていたアカイライさんの名誉は。二十年以上も―
【文庫のみ】・その走りを見て、同じことを始めようと思ったんですから。(p133)
【文庫→雑誌】・私がRTAを始めたのは、自分の居場所が欲しかったからだった。(p134)→わたしがRTAをやる理由は自己表現や挑戦だった。
【文庫→雑誌】・いつかやめた時、(p135)→いつか終えた時、
コメントなどありましたらお気軽にお願いします。
ご覧いただきありがとうございました。
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