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【検証】『日入国常闇碑伝』常闇の正確な発生期間

詠坂雄二『日入国常闇碑伝』(講談社ノベルス) ー常闇の正確な発生期間ー 詠坂雄二『日入国常闇碑伝』の「常闇」の正確な発生期間が曖昧にしか書かれていないので、作品内から検討をつけました。 以後ネタバレがありますので作品読了後にご確認ください。 こちらのブログも...

2020年2月24日月曜日

web『常闇作法心得(仮)』更新 『遠海事件』

詠坂雄二『遠海事件』

詠坂雄二作品は作品間で人物、時代などクロスオーバーしています。

今回『遠海事件』の中の時系列の細かい部分を追加しました。
以下ネタバレがありますので作品読了後にご確認下さい。





●1980年
2月:佐藤真、生まれる(佐藤誠ではない)。

●1986年頃?:阿比留、刑事になる。

●1997年
6月29日~1998年4月1日の間:有田智世、生まれる。

●1998年
3月 新村光次高校を卒業
4月 新村光次大学に上がる
1998年 佐藤真、傷害致死で特別少年院に入る

●2000年 
佐藤真、特別少年院から出、そのあと帝龍会系の構成員になる

●2003年
3月:新村光次、私立大学卒業(一回留年している)

●2004年
新村光次、ブックセル入社。

●2006年
1月頃:佐藤誠、蛎塚諒一のマンションの暗証番号を聞く。
6月28日16時半頃から:有田亜衣子、職場へ出勤する。
6月28日20時頃:通報を受けた警官が蛎塚の屍体を発見する。
6月28日21時過ぎ:佐藤誠、阿比留と松代に取り調べをうける。
6月28日取り調べ後:佐藤誠、新村光次に明日の仕事を休むと電話する。
6月28日23時半頃:佐藤誠、首を切断したナイフを研ぐ。
6月29日朝:新村光次、朝刊を読む。
6月30日:水谷育、髪の毛を切る。

●2009年
年明け②19時過ぎ:阿比留、電話をかける。

●2014年
5月頭~6月頭頃:詠坂雄二、遠海事件の記録を漁る。
※水谷からの依頼のあと、詠坂が佐藤誠と面会する前に月島凪と会っており、そのときのことは『ナウ・ローディング』に書かれています。

●2015年
4月:水谷育、大学を入りなおす。(推測)

以前にも書きましたが、有山佐江子が死亡した年が1996年12月、佐藤誠は高校2年生。初めて殺人を犯したのは高校の時と回想していたので、怪しいですね。ただ、2009年年始の自供の際、10年前から殺している、となっているので時系列では合いませんね。およそ10年前、かもしれませんが……。2009年年始なんで、2008年から10年前としても1998年、浪人や留年していなければ佐藤誠は高校3年で、4月に卒業となります。何か分かればブログに残そうと思います。

ご覧いただきありがとうございました。



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