・詠坂雄二の短編「ナウ・ローディング」第7回目です。
月島凪は詠坂雄二の作品を読んでいるのかと、「名探偵」とはですね。
以下ネタバレがありますので作品読了後にご確認ください。
『ナウ・ローディング』文庫p292で月島凪が詠坂雄二との会話で
「推理よ。名探偵は推理を真実にする力を持つって書いてなかったっけ?」
「いやそれは」
あくまで作り話の中のことで(以下略)
とあり、これは『リロ・グラ・シスタ』文庫p156の
「(略)名探偵はあらかじめそこにある真実を述べない。述べたことを真実にする存在をこそ名探偵と呼ぶんですから」
という時野将自の言葉のことを指しています。
月島凪は詠坂雄二の著書を読んでいると作品内でも書かれており、少なくとも『リロ・グラ・シスタ』は読んでいることになります。
今回もご覧いただきありがとうございました。
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