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【検証】『日入国常闇碑伝』常闇の正確な発生期間

詠坂雄二『日入国常闇碑伝』(講談社ノベルス) ー常闇の正確な発生期間ー 詠坂雄二『日入国常闇碑伝』の「常闇」の正確な発生期間が曖昧にしか書かれていないので、作品内から検討をつけました。 以後ネタバレがありますので作品読了後にご確認ください。 こちらのブログも...

2020年1月31日金曜日

【ネタバレ】『リロ・グラ・シスタ』#2 検証

詠坂雄二『リロ・グラ・シスタ』作品の検証、第2回目です。


今回は前回の『リロ・グラ・シスタ』解説で※を付けた部分を見ていきます。

【おまけ】項目に書いたものに興味を惹かれます…。「もしかしたら」という内容ですが。

・この作品は10回ほど読んでいますが、以下すべてわたくしブログの書き手の推測です。何か不備や、こうなのでは?などのご意見があればコメントをお願いします。


今回も物語の核心に触れる内容を書いていますので、作品読了後にご確認ください。

2020年1月30日木曜日

【ネタバレあり】『リロ・グラ・シスタ』#1 解説

詠坂雄二『リロ・グラ・シスタ』を紐解きます。


・『リロ・グラ・シスタ』を読まれた方、「結局誰が何をしてどうなったの?」と思われた方もいらっしゃるかと思います。私も少しややこしくなるので、作品内の出来事をまとめてみました。

誰がどう死んだのか、人物、時系列を紐解いていきます。
人物に関しては、次回改めて詳しく書きます。


以下、作品の核心にふれる重要なネタバレがありますので、作品読了後にご確認下さい。



2020年1月29日水曜日

「悟りの書をめくっても」#6

詠坂雄二『ナウ・ローディング』内の短編「悟りの書をめくっても」の検証第6回目です。


万年青のインタビュー後の経過日数が違っていたりします。

これは…アカイライがエロ漫画誌を必ず買うと万年青は考えていたんでしょうか。
それとも柵馬の記事がその筋では有名だったり、コラムのタイトルも表紙に載ると柵馬に教えてもらってたり、ノワあたりが雑誌にRTAの記事が載っていると教えているかもしれませんね。


さて、ネタバレもありますので作品読了後にご確認ください。


2020年1月28日火曜日

「悟りの書をめくっても」#5

詠坂雄二『ナウ・ローディング』の短編「悟りの書をめくっても」の検証第5回目です。


今回は万年青のインタビューの場面です。

ネタバレもありますので、作品読了後にご確認ください。

2020年1月27日月曜日

「悟りの書をめくっても」#4

詠坂雄二『ナウ・ローディング』の短編「悟りの書をめくっても」第4回目の検証です。


今回は万年青とノワの会話と、万年青がインタビューを受けるまでになります。

雑誌のみで判ることは、万年青の就寝時間と、ノワがいつインタビューを受けたのかが書かれています。

柵馬のRTAの記事も、おそらくノワが最初だろうということが文庫と雑誌から読み取れます。


ネタバレもありますので、作品読了後にご確認ください。
全体の時系列はこちらの時系列表からどうぞ。

2020年1月26日日曜日

永遠恒久についてわかったこと

詠坂雄二『ナウ・ローディング』や『遠海事件』に出てくるエロ漫画家、永遠恒久について2点ざっくりと判ったことがあります。


・以下ネタバレがありますので、作品読了後にご確認ください。


2020年1月25日土曜日

「アカイライ不正問題とDQRTAの今後について」#3

詠坂雄二『ナウ・ローディング』の短編「悟りの書をめくっても」の検証第3回目です。


万年青とゴチの会話から、万年青がノワとスカイプで話をする前までになります。

ネタバレがありますので作品読了後にご確認ください。


2020年1月24日金曜日

「悟りの書をめくっても」#2

詠坂雄二『ナウ・ローディング』の短編「悟りの書をめくっても」検証第2回目です。


この回は万年青がアカイライの不正を知った場面からノワとのスカイプでの会話場面までです。

ネタバレがありますので作品読了後にご確認ください。



2020年1月23日木曜日

「ビデオゲームにおけるRTAという用語をご存知だろうか」#1

詠坂雄二『ナウ・ローディング』の短編「悟りの書をめくっても」の検証第1回目です。


今回はドラクエⅢのRTAについて書かれています。

「ジャーロ」掲載時は、序盤万年青がRTAをしている場面で、呪文などの用語解説がありましたが、書籍化の際に用語解説部分はすべてカットされています。詳しくは判りませんが、用語解説もおそらく詠坂氏のものだと思われます。


ネタバレがありますので作品読了後にご確認ください。




2020年1月22日水曜日

「スコッティが尽きたなら」#3

詠坂雄二『ナウ・ローディング』の短編「もう1ターンだけ」第3回目、検証最終回です。


この短編の時期は、宇波の自殺から1年半後、プレスタ休刊と流川の収監から2年ほど経っています。

ネタバレがありますので作品読了後にご確認ください。


2020年1月21日火曜日

「もう1ターンだけ」#2

詠坂雄二『ナウ・ローディング』の短編「もう1ターンだけ」検証第2回目です。


シュミレーションゲームについて、柵馬が生徒二人と話している場面です。
お手元の文庫版と照らし合わせて読んでいただけると幸いです。

ネタバレがありますので作品読了後にご確認ください。


2020年1月20日月曜日

「ビデオゲームの本質はルールの電子化である。」#1

詠坂雄二「もう1ターンだけ」検証


今回から『インサート・コイン(ズ)』の続編的な『ナウ・ローディング』をみていきます。短編「もう1ターンだけ」第1回目です。

柵馬が母校の特別講師で教壇に立つことと、元プレスタ編集長から執筆の依頼を受けます。

この短編「もう1ターンだけ」と同時期に『ドゥルシネーアの休日』内で連続爆弾テロ事件が起こっています。興味のある方はこちら時系列表を参照ください。

ネタバレがありますので作品読了後にご確認ください。


2020年1月19日日曜日

柵馬朋康母校での特別講義初回日の件

詠坂雄二『ナウ・ローディング』検証


・『ナウ・ローディング』内の短編「もう1ターンだけ」で、柵馬朋康は母校の特別講義を2010年6月から3ヶ月13コマ分、特別講師として母校で講義を行います。

詠坂作品は現実の暦とリンクしているので、実際のカレンダーを確認しながら講義開始の日程を調べました。



2020年1月18日土曜日

Web『常闇作法心得(仮)』更新

詠坂雄二『ナウ・ローディング』の短編の時系列を追加及び修正しました。



「悟りの書をめくっても」
「本作の登場人物はすべて」
「すれちがう」
「ナウ・ローディング」の4作が対象で、追加したものを下記にあげています。

詠坂作品全体はこちらの時系列を参照下さい。

ネタバレがありますので作品読了後にご確認ください。


2020年1月17日金曜日

「本作の登場人物はすべて」の時系列

詠坂雄二『ナウ・ローディング』内の短編「本作の登場人物はすべて」の時系列をしらべました。


この短編は手がかりになるのが少なく、おおよそのものになります。

以下ネタバレがありますので、作品読了後にご確認ください。


2020年1月16日木曜日

短編「悟りの書をめくっても」の時系列を調べました。

詠坂雄二『ナウ・ローディング』内の短編「悟りの書をめくっても」の時系列を詳しく調べました。


不確定なところも多いので推測になります。

この短編は『亡霊ふたり』と同時期で、ローコと高橋が遠海西高校へ入学した年になります。こちらのリンクを参照ください。


さて、
手がかりにしたのは
①作中にある“2011年夏”
②作中の『ばらくうだ』の号数(2011年7月号)
で、このふたつからアカイライが不正を行った日を推測しました。

以後、ネタバレがありますので作品読了後にご確認ください。


2020年1月15日水曜日

「そして伝説へ…か」#4

詠坂雄二『インサート・コイン(ズ)』の短編「そしてまわりこまれなかった」検証第第4回、最終回です。


今回の場面は、柵馬は自身ではドラクエⅢ最大の伏線がわからなかったので、詠坂へ電話をかけています。

ネタバレがありますので作品読了後にご確認ください。


2020年1月14日火曜日

「消えてしまったゲーム誌」#3

詠坂雄二『インサート・コイン(ズ)』の短編「そしてまわりこまれなかった」の検証第3回目です。


今回は、雑誌のみ、雑誌と四六判のみに出てくる固有名詞があります。
こういう発見は、調べている面白さですね。

・【雑誌のみ】…文庫版では削除。文庫版のどこに書かれていたかも記載しています。
・【文庫のみ】…文庫版書き下ろしです。
・【文庫→雑誌】…文庫の文が雑誌ではこうだった。
というように書いていき、必要なところは解説も加えます。

ネタバレもありますので作品読了後にご確認ください。

2020年1月13日月曜日

『ドラクエⅢで最大の伏線が何かわかるか?』#2

詠坂雄二『インサート・コイン(ズ)』の短編「そしてまわりこまれなかった」の検証第2回目です。


ドラクエⅢの最大の伏線は、一体何なんでしょうか。
『ナウ・ローディング』でもドラクエⅢの話題が出てきますね。

ネタバレがありますので作品読了後にご確認ください。


2020年1月12日日曜日

「そしてまわりこまれなかった」#1

詠坂雄二『インサート・コイン(ズ)』の短編「そしてまわりこまれなかった」の検証第1回目です。


この作品は、『インサート・コイン(ズ)』内の作品では発表が一番古いものになりますが四六判や文庫では最終話の位置づけになっています。「そしてまわりこまれなかった」を最後に持ってくることで、続編の『ナウ・ローディング』の「もう1ターンだけ」につなげる意図があったと思われます。


またこの短編のみ、雑誌掲載時は「ゲームなんてしてる暇があった」シリーズではなく、「ドラクエⅨ発売「延期」記念!?」とサブタイトルが付けられています。イラストも中原青餅氏ではなく、今作のみ唐木みゆ氏となっています。


・【雑誌のみ】…文庫では削除。文庫版のどこに書かれていたかも記載しています。
・【文庫のみ】…文庫書き下ろしです。
・【文庫→雑誌】…雑誌ではこうだった。
というように書いていき、必要なところは解説も加えます。
ネタバレもありますので作品読了後にご確認ください。

2020年1月11日土曜日

「シューティングは作られ続ける」#2

詠坂雄二『インサート・コイン(ズ)』の短編「インサート・コイン(ズ)」の検証第2回目です。


シューティングゲームがなぜ作られ続けるのかということに柵馬自身を重ね合わせています。

・【雑誌のみ】…文庫では削除。文庫版のどこに書かれていたかも記載しています。
・【文庫のみ】…文庫書き下ろしです。
・【文庫→雑誌】…雑誌ではこうだった。
というように書いていき、必要なところは解説も加えます。
ネタバレもありますので、以下は作品読了後にご確認ください。

2020年1月10日金曜日

「もう攻めてこないインベーダー」#1

詠坂雄二『インサート・コイン(ズ)』内の短編の表題作をみていきます。


・シューティングゲームは何故作られ続けるのかなど、シューティングゲームを題材にしています。


この短編以後、柵馬は仕事に対する姿勢が吹っ切れたと感じます。
時系列で言えば、『電氣人閒の虞』で、柵馬と詠坂が囀り林から戻りプレスタが休刊決定した直後の場面から翌週にこの話がきます。


・【雑誌のみ】…文庫版では削除。文庫版のどこに書かれていたかも記載しています。
・【文庫のみ】…文庫版書き下ろしです。
・【文庫→雑誌】…文庫の文が雑誌ではこうだった。
というように書いていき、必要なところは解説も加えます。
ネタバレもありますので、作品読了後にご確認ください。

2020年1月9日木曜日

「俺より強いヤツ」#3

詠坂雄二『インサート・コイン(ズ)』内の短編「俺より強いヤツ」検証第3回目、最終回です。

三者三様の話を詠坂と柵馬があれこれ検証しています。
最後までお付き合いいただければ幸いです。

・【雑誌のみ】…文庫版では削除。文庫版のどこに書かれていたかも記載しています。
・【文庫のみ】…文庫版書き下ろしです。
・【文庫→雑誌】…文庫の文が雑誌ではこうだった。
というように書いていき、必要なところは解説も加えます。
ネタバレもありますので、作品読了後にご確認ください。

2020年1月8日水曜日

「俺より強いヤツ」#2

詠坂雄二『インサート・コイン(ズ)』内の短編「俺より強いヤツ」検証第2回目です。

今回は病狐のインタビューの場面です。

ネタバレがありますので作品読了後にご確認ください。


2020年1月7日火曜日

「はじめまして詠坂です」#1

詠坂雄二『インサート・コイン(ズ)』内の短編「俺より強いヤツ」の検証第1回目です。


この作品で初めて柵馬朋康と詠坂雄二が出会います。
詠坂雄二と泥犬と面識があったためです。
二人が『電氣人閒の虞』で囀り林の地下壕へ行くのは、この翌年、2008年7月になります。

前回までと同様に
・【雑誌のみ】…文庫版では削除。文庫版のどこに書かれていたかも記載しています。
・【文庫のみ】…文庫版書き下ろしです。
・【文庫→雑誌】…文庫の文が雑誌ではこうだった。
というように書いていき、必要なところは解説も加えます。
ネタバレもありますので、作品読了後にご確認ください。

2020年1月6日月曜日

Web『常闇作法心得(仮)』更新

詠坂雄二作品『インサート・コイン(ズ)』と『ナウ・ローディング』内の人物、出来事についての年表を更新しました。

以下の項目を追加しました。
ネタバレがありますので作品読了後にご確認ください。

2020年1月5日日曜日

「残響ばよえ〜ん」#2

詠坂雄二『インサート・コイン(ズ)』内の短編「残響ばよえ~ん」検証第2回目です。

流川と柵馬との会話あたりからの場面になります。


・【雑誌のみ】…文庫版では削除。文庫版のどこに書かれていたかも記載しています。
・【文庫のみ】…文庫版書き下ろしです。
・【文庫→雑誌】…文庫の文が雑誌ではこうだった。
というように書いていき、必要なところは解説も加えます。細かい部分は割愛しています。
ネタバレもありますので、作品読了後にご確認ください。

2020年1月4日土曜日

「残響ばよえ〜ん」#1

詠坂雄二『インサート・コイン(ズ)』内の短編「残響ばよえ~ん」の検証第1回目です。



今回の短編は柵馬朋康の初恋の話になります。


前回と同じように、
・【雑誌のみ】…文庫版では削除。文庫版のどの辺りに入るかも記載しています。
・【文庫のみ】…文庫版書き下ろしです。
・【文庫→雑誌】…文庫の文が雑誌ではこうだった。
というように書いていき、必要なところは解説も加えています。

ネタバレもありますので、作品読了後にご確認ください。


2020年1月3日金曜日

「マリオと同い年ですね」#2

【ネタバレ】詠坂雄二『インサート・コイン(ズ)』内の短編「穴へはキノコをおいかけて」検証第2回目です。


任天堂の公式設定ではマリオは二十六歳くらい、だそうです。

・【雑誌のみ】…文庫版では削除。文庫版のどこに書かれていたかも記載しています。
・【文庫のみ】…文庫版書き下ろしです。
・【文庫→雑誌】…文庫の文が雑誌ではこうだった。
というように書いていき、必要なところは解説も加えます。
ネタバレもありますので、作品読了後にご確認ください。

2020年1月2日木曜日

「マリオはジャンプする時に片手を挙げるでしょう?」#1

詠坂雄二『インサート・コイン(ズ)』「穴へはキノコを追いかけて」検証


・詠坂雄二作品は、書籍化する際や文庫化する際に、必ず加筆訂正があります。文庫末尾に「加筆訂正をした」など明記している作家もいますが、詠坂氏はそういうことを書いていませんが、加筆訂正はたくさんあります。

・詠坂作品を読んでいると、初出のみで消え去った出来事もちらほらあり、気になって仕方ないので調べました。

・今回から何度かにわけて『インサート・コイン(ズ)』内の作品の「ジャーロ」掲載時と文庫の違いをみていきます。

初回は「穴へはキノコをおいかけて」です。

・細かい訂正箇所がたくさんあるので、大きな変更点のみ載せています。
・雑誌のみでしか載っていない設定などあり、詠坂作品が好きな方には興味深いと思います。
・四六判も存在しますが、文庫版が最終形とし、雑誌と文庫のみの対比にしました。ただし、重要かと思われる部分は、四六判も参照し、あわせて記載します。
・ネタバレもありますので、未読の方は作品読了後にご確認ください。

・【雑誌のみ】…文庫版では削除。文庫版のどこに書かれていたかも記載しています。
・【文庫のみ】…文庫版書き下ろしです。
・【文庫→雑誌】…文庫の文が雑誌ではこうだった。
というように書いていき、必要なところは解説も加えます。

ネタバレがありますので作品読了後にご確認ください。

2020年1月1日水曜日

【追記あり】コラム『ネピアが尽きたなら』について

※2020年1月13日追記訂正しています。

詠坂雄二『ナウ・ローディング』内の柵馬朋康「ネピアが尽きたなら」について


・『ナウ・ローディング』作品内のコラム『ネピアが尽きたなら』に関して、雑誌「ジャーロ」(以下雑誌版)発表時と四六判や文庫版で違いがあったので下記に残します。

以下ネタバレありますので、『ナウ・ローディング』読了後にご確認ください。