注目の投稿

【検証】『日入国常闇碑伝』常闇の正確な発生期間

詠坂雄二『日入国常闇碑伝』(講談社ノベルス) ー常闇の正確な発生期間ー 詠坂雄二『日入国常闇碑伝』の「常闇」の正確な発生期間が曖昧にしか書かれていないので、作品内から検討をつけました。 以後ネタバレがありますので作品読了後にご確認ください。 こちらのブログも...

2019年11月1日金曜日

『君待秋ラは透きとおる』その6 麻楠の退院日

詠坂雄二『君待秋ラは透きとおる』麻楠均の退院日検証


●今回は、麻楠均の退院日について検証します。(11月8日訂正)

基準としたのは、
・君待秋ラの帰省日が8月27日であること(前回のブログ参照)
・退院日の朝、面会に訪れた明地が「君待君が振興会に戻る可能性がある」と麻楠に言ったこと
の2点です。

2017年8月のカレンダーも載せておきます。

2017年8月
日  月  火  水  木  金  土
            1  2  3  4  5
6  7  8  9  10  11  12
13  14  15  16  17  18  19
20  21  22  23  24  25  26  
27  28  29  30  31            

以下ネタバレあります。



① 帰省日の朝に、土倉から退会を惜しむメールと添付ファイルが届いた。添付ファイルを見て君待秋ラは帰省した。
②君待秋ラが帰省することを、土倉がすぐに明地にメールか何かで報告した。
そのあとに明地は麻楠の見舞いに行き「戻る可能性がある」「ひとりだけ説得できるかもしれない人が残っている」と伝える。
③君待秋ラが弟にすべてを話したのも27日で、その時に説得された可能性がある。しかし、この段階で麻楠は説得されたとはわからないから、御来屋に「辞めるそうです」とこたえた。28日以降の退院だったら、土倉や明地から君待秋ラの復帰の話をもう少し具体的に聞いているかも知れない。

以上のことから、麻楠均の退院日は、8月27日とした。

※当初、退院日を28日と考えていましたが、見落としがあり、もう一度考え直して修正しました。

ご覧いただきありがとうございました。


0 件のコメント:

コメントを投稿