【ネタバレ】詠坂雄二『ドゥルシネーアの休日』(光文社文庫)四六判と文庫版の違いです。
◎ソフトカバー版(幻冬舎刊)と文庫版(光文社刊)の違いを拾い集めてみました。細かいところはいっぱいあるので、大きなところ、気になったところを載せています。
以下ネタバレありますので作品読了後にご確認ください。
【ソフトカバー版と文庫版で、記述が異なっているもの】
●人物
・月島凪に関して:本名不明で藍川よりも情報が少ない。(ソフトカバー版)→藍川より情報が揃っている。戸籍もちゃんとある。(文庫版)
・藍川慎司:(拘束具のような衣装の)残りすべてのベルトを締めた。(ソフトカバー 版)→要所のベルトを穴二つ分締めた。(文庫版)
・藍川慎司:息を整えベルトの締めを増した。(ソフトカバー版)→息を整え右脚のベルトを穴ひとつ分締めた。(文庫版)
●固有名詞など
・静秀女:静秀女子高等学校(ソフトカバー版)静秀女子学校高等部(文庫版)
・“ビン”の表記:瓶(ソフトカバー版)
壜(文庫版)
【ソフトカバー版のみ(文庫版では削除)】
●人物
・荻田洋が、「山村朝里のことは写真でのみ見たことがある」と言っている。
・藍川慎司:自分のことを「どこにでもいるただの無職」と櫛原雪に言う。
・月島凪が、“慎司”と名付ける。
・雪見喜代志:静秀女子高等部寮籠城事件後、一週間の自宅待機の理由が記載されている。(銃を奪われ使用された為)
●その他
・山村朝里が乗った月島凪の車の車種はレガシーで、黒のレグナムは、ローソンに突っ込んで全損した。
【文庫版のみに書かれているもの】
●人物
・藍川慎司の拘束具のような衣装のベルトの素材が毛皮でできていること。
・野間彦康:減音器のついたほうの銃を投げ捨てる、という記載。
●固有名詞
・月島前線企画の名が、タウンページの調査会社の並びに載っている。
ご覧いただきありがとうございました。
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