詠坂雄二『乾いた屍体は蛆も湧かない』内の出来事を検証しました。
以下ネタバレありますので作品読了後にご確認ください。
【作品間リンクの補足説明】
・「中年の刑事」→「阿比留駿輝」:黛寿明に接触してきた二人組の刑事の一人。「目を細めている姿が、どこかフクロウを思わせる。」と110ページにある。
『リロ・グラ・シスタ』の阿比留駿輝の容貌は、「阿比留は目を細めた。するとどことなく梟に似た。」とある。
・カローラを運転していたもうひとりの刑事に関しては「中年刑事よりいくらか若い」となっているため、『リロ・グラ・シスタ』で阿比留の相棒の松代ではないことは確か。松代の年齢は『リロ・グラ・シスタ』の時点で20代後半、阿比留は40代となっている。
【作品の年代】
・作中の年月日は、十一月四日未明という記載しかなく、何年の出来事なのかを特定することはできなかった。
阿比留が出てきていてその相棒が松代ではないので、松代が退職したあとか松代とコンビを組む前の出来事なのかな、という程度しかわからない。
作品間リンクは下のリンクから。
【データ】
『乾いた屍体は蛆も湧かない』
講談社ノベルス
2010年12月06日初版発行
ご覧いただきありがとうございました。
0 件のコメント:
コメントを投稿