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【検証】『日入国常闇碑伝』常闇の正確な発生期間

詠坂雄二『日入国常闇碑伝』(講談社ノベルス) ー常闇の正確な発生期間ー 詠坂雄二『日入国常闇碑伝』の「常闇」の正確な発生期間が曖昧にしか書かれていないので、作品内から検討をつけました。 以後ネタバレがありますので作品読了後にご確認ください。 こちらのブログも...

2018年4月10日火曜日

『乾いた屍体は蛆も湧かない』備忘録

詠坂雄二『乾いた屍体は蛆も湧かない』内の出来事を検証しました。


以下ネタバレありますので作品読了後にご確認ください。




【作品間リンクの補足説明】

・「中年の刑事」→「阿比留駿輝」:黛寿明に接触してきた二人組の刑事の一人。「目を細めている姿が、どこかフクロウを思わせる。」と110ページにある。

 『リロ・グラ・シスタ』の阿比留駿輝の容貌は、「阿比留は目を細めた。するとどことなく梟に似た。」とある。

・カローラを運転していたもうひとりの刑事に関しては「中年刑事よりいくらか若い」となっているため、『リロ・グラ・シスタ』で阿比留の相棒の松代ではないことは確か。松代の年齢は『リロ・グラ・シスタ』の時点で20代後半、阿比留は40代となっている。



【作品の年代】

・作中の年月日は、十一月四日未明という記載しかなく、何年の出来事なのかを特定することはできなかった。

 阿比留が出てきていてその相棒が松代ではないので、松代が退職したあとか松代とコンビを組む前の出来事なのかな、という程度しかわからない。

作品間リンクは下のリンクから。


【データ】
『乾いた屍体は蛆も湧かない』
講談社ノベルス
2010年12月06日初版発行

ご覧いただきありがとうございました。

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