以前のブログの時系列表をさらに詳しくした『5A73』の 作品内の時系列になります。
ざっくり言うと前作『君待秋ラは透きとおる』の少し前から同時期あたりになります。
時期は2017年で、『5A73』は韮澤秀斗側の、『君待秋ラは透きとおる』が君待秋ラ側のストーリーで、両作品のラストで2つの流れが1つになる、という感じです。
次回作で繋がるんでしょうかね。
以前のブログとの変更点はアンダーラインしています。
以下ネタバラシがありますので作品読了後にご覧ください。
〇1967年〇
・遠海市、土地開発があるが、石碑周囲は開発計画から除外される
〇1977か1978年〇
('77 6/16〜'78 4/1)黒下園子生まれる
〇1979年〇
(4/2〜黒下と再開した日迄の間)瀬名本光太生まれる
〇1986か87年〇
夏、瀬名本、ユーレイを見、そのことを絵日記に書く
〇1996年〇
4月、黒下園子、大学へ入学する
〇1998年〇
4月、瀬名本、大学へ入学する
〇2000年〇
3月、黒下園子大学を卒業する
〇2000年頃〇
詠坂雄二、幽霊文字の存在を知る
〇2002年〇
3月、瀬名本大学を卒業する
〇2007年〇
・2007年ごろ、湯村、自死を考え始める
・2007年ごろ、瀬名本現在暮らしているアパートへ入居する
・2007年、黒下園子、不妊治療を決め、開始。それをブログで公開しはじめる。
〇2014年〇
・真室と瀬名本が会う
〇2016年〇
【12月】
・尾倉、居酒屋で働き始める
・年末、尾倉の推していたアイドルのスキャンダルが報道される
〇2017年〇
【1月】
・尾倉の推していたアイドルがスキャンダルで引退
・1〜2月あたり、黒下、不妊治療を諦める
【2月】
・頭、応援しているアイドルグループのライブの帰り、終電を逃し、徒歩で帰宅途中の遠海市内にて石碑を発見する
・ライブの翌日、尾倉、石碑のある場所を調べる
・〜中旬頃までの居酒屋の定休日の夜、バイトの親睦会で、尾倉が韮澤に石碑のことを話し石碑の写真を見せた
・中頃、尾倉、居酒屋のバイトを辞める
・下旬、湯村のSNSアカウントに尾倉からメッセージが届く
【3月】
・4日土曜、尾倉と湯村が都内のコーヒーショップで初めて会う
・14日夜、尾倉の準備が整う
・18日昼、湯村のもとに尾倉から自宅マンション周辺地図等のメッセージが届く
・18日夜、尾倉から湯村の電話で、地図は完璧なものではない、と伝える
・19日日曜昼、湯村、尾倉の自宅までのルートをたどる、その後最寄りのホームセンターへ行き、買った蛍光灯を3階非常階段のソケットに取り付け、外で時間を潰す
・19日日暮れ後、湯村、非常階段の照明が点いたことを確認する
・19日日曜夜、湯村へ尾倉の最終確認の電話がある
・20日昼過ぎ、湯村自宅を出発
・20日16時、湯村、尾倉の住む街に到着→喫茶店に入ったり駅周辺を散歩したり公園で樹木を眺めたりする
・20日18時頃、尾倉陸久首吊りで死亡
・20日18時25分より少し前、韮澤が尾倉の屍体と右手甲に“暃”の文字を発見する(通報せず)、その後彼の部屋に誰かいないかドアを開ける→エレベーターで1階へ降り、湯村とすれ違う
・20日18時25分、湯村、尾倉のマンションに到着する、その後1階エレベーター前で韮澤秀斗とすれ違う
・20日18時30分、湯村、尾倉家のインターホンを押し反応がないので中へ入る。外へ出る際玄関でタトゥシールを見つける。その後非常階段で尾倉を発見する
・21日早朝、マンションの管理人が尾倉の縊死を発見。
・下旬(尾倉が死んだ頃)、韮澤秀斗、居酒屋のバイトを辞める
【春】
・山本、春の講習会に参加する。その際刑事部長にお目にかかる。
【4月】
・4月頭、湯村が黒下のブログに感想をおくる
・23日午後、黒下、湯村とファミレスで初めて会う
・23日夜、夕食時に黒下園子が夫に“暃”が何か判るか尋ねる。
・その後の平日、湯村の職場へ電話する
・30日、黒下、水族館へ向かう途中のコンビニ内でヘッドフォンの男(韮澤)を見かける
・30日、黒下と湯村、水族館へ行く。韮澤、湯村を追って、二人が水族館で会っている場面に出くわす。
【5月】
・7日、黒下のもとへ配送サービスから連絡が入る
・9日、湯村文死去
・9日、黒下、湯村からの手紙を受け取る
・手紙を受け取った数日後に、黒下は湯村の死を知る→この夜に、湯村からの手紙を開封する
【6月】
・6月頭頃、瀬名本の携帯に黒下から連絡が入る→仕事後に折り返し電話して話をする
・7〜8日頃、黒下と瀬名本が大学の食堂で17年ぶりに会う→黒下がタトゥシールを置き忘れ、シールは瀬名本のもとへ。韮澤も二人の近くに居た
・瀬名本と黒下の再会後、瀬名本は脚本制作に取りかかる
・15日夜、黒下園子の遺体を夫が発見
・30日の数日前、瀬名本が真室へ動画の企画書を送った
・30日金曜夜、真室と瀬名本、3年ぶりに会い、近況報告と企画書の話をする(タトゥシールを受け取る)
【7月】
・頭ころ、監察医務院に奇妙な通達が届く
・頭から、真室の仕事が忙しくなる
・6日、真室、マグネットフィッシングの撮影。その後帰宅前に瀬名本から電話がある
・7日8時過ぎ、瀬名本光太、列車へ飛び込み自殺 韮澤秀斗が現場で目撃する
・7日9時前、真室起床、“暃”のタトゥシールと向き合う(※p.262の5〜8行目の内容で、真室の起床を9時前とした)
・7日9時過ぎ、真室朝食の用意をする
・7日飛び込み事件後、屍体改修後、監察医務院の当番の監察医に連絡が入る
・7日監察医が屍体を確認後、指定された電話番号へかける
・7日電話後30分で捜査員(山本と早川)が到着する
・7日9時過ぎ、真室、携帯を手に取り瀬名本からの連絡がないか確認する
・7日陽暮れ(事件から半日ほど)、所轄署の刑事課で4件目(瀬名本飛び込み)の事件の説明
・8日、瀬名本の妹が身元の確認に来庁予定。早川と山本、本庁へ戻って捜査方針の策定にあたる。その後、過去の事例の再確認をすることに。
・11日、早川と山本、庁内の汎用スペースにて四人の遺品証拠品の検証、その最中に刑事部長等が入室、刑事部長と総務課長に“暃”の意味を尋ねる(総務課長アシュラマン説)
・26日午後、早川と山本、都内某大学校舎にて博士研究員の根古谷から“暃”の話を聞く。その後総務課長より5件目の事件(真室飛び降り)があったと電話がある
・26日12時30分頃、韮澤が真室に話しかける
・26日12時34分、真室琢海と韮澤、通りがかりのホテルに入りラウンジで話をする
・26日13時過ぎ、真室ホテルへチェックイン
・26日15時ころ、真室琢海飛び降り自殺
・26日15時5分、警察へ通報
・26日日暮れ後、早川と山本、真室の飛び降りたホテルへ到着する
・28日、早川と山本、本庁へ戻って情報のすり合わせをする
・30日、早川と山本、黒下の夫・和紀の自宅へ行く、ペーパーナプキンを預かる
・31日、ペーパーナプキンから黒下夫婦と湯村の指紋も検出される
【8月】
・8月頭、早川と山本、黒下と瀬名本が同窓だったと知る→それを総務課長に報告する→捜査班が大学へ差し向けられる→「タトゥシール関連事件」が捜査本部に掲げられる
・20〜25日あたり、早川と山本、都内で発見された身元不明遺体のリストから事件性を見出せないか探っている
・25日昼、早川と山本、中華料理店で昼食、その後本庁へ戻れと指示がある
・25日、本日付けでタトゥシール関連事件捜査本部解散となるが、早川と山本は刑事部長の特命で捜査を継続することになる
・26日午前、早川と山本、韮澤の住所へ行く。その後韮澤から話を聞く
・26日午前、韮澤引っ越しする(※)
・26日から1週間ほど、早川、動ける範囲で事件について調べる
・(恐らく)8月26日〜9月某日の間、韮澤が詠坂に一日散歩に付き合ってくれとメールする
【9月】
・某日(※秋のお彼岸以降か p309より)、韮澤秀斗、詠坂雄二と会う
・9月某日以降、詠坂雄二、『5A73』のプロットを考え始める
・2017年から警視庁本部庁舎が改装工事に入る
〇2021年〇
【秋】詠坂雄二、新型コロナウイルスワクチンの副反応の発熱の中『5A73』の前書を執筆する
・2021年、『5A73』の初稿完成。
(※引っ越し先は遠海市。『君待秋ラは透きとおる』より)
ご覧いただきありがとうございました。
中の人は入院中です。
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